未経験でも簿記3級で就職しやすい職種|40代でも採用される?

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簿記3級の勉強を始める前に

・簿記3級は就職に有利になるのか知りたい
・どの職種につきやすくなるのか知りたい
・簿記3級の合格率や勉強時間など概要が知りたい

とモヤモヤする方も多いのではないでしょうか。簿記3級を勉強するきっかけで最も多いのは「就職したいから」です。せっかくなら、取得後どのようになれるのか知っておきたいものです。

本記事の内容
・簿記3級で就職しやすい理由
・簿記3級で採用されやすい職種・職業
・簿記3級の難易度と勉強時間
・簿記3級と一緒に持っているといい資格

本記事の信頼性
本記事を書いているのは簿記3級、簿記2級の保有者です。
簿記2級を取得した経験を面接時に猛アピールし、現在はWEBマーケターとして働いています。

この記事を書いたのは…

簿記2級,監修

この記事を書いているのは、第151回・合格率12.7%日商簿記2級に合格しました。
改定後、連結会計が初めて出された簿記検定の合格者なので、信頼性もあると思います。

執筆・マコの詳しいプロフィール

簿記2級,合格書

こちらが合格証明書です。

未経験でも簿記3級で就職しやすい理由

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簿記3級を持っているだけで「一定ラインの勉強と努力ができる人」という目で見てもらえるようになります。履歴書に書いてあるだけ面接官の印象はよくなりますし、他の応募者に差をつけることができるようになります。

簿記3級は商業高校の授業に入っているため、「簡単な資格なのでは?」と言われることもありますが、そんなことはありません。簿記3級に合格するには「計画性」や「継続性」「行動力」が必要だと採用担当者も知っています。

簿記3級を持っていれば未経験でも就職しやすい3つの理由をご紹介します。

履歴書選考に通りやすい

履歴書の資格欄に「簿記3級」と記載があると、面接官の目に留まりやすくなり、書類審査を通過できます。簿記3級は履歴書を通過するためにも効果を発揮します。

事務職の倍率は20倍以上と、面接へたどり着くことも難しい状況で、職歴、資格、免許のいずれかがなければ大量の履歴書に埋もれてしまうことにもなりかねません。自分を客観的にアピールする1つの武器として「簿記3級」は使えます。

ポイント
履歴書に書くときには団体名を略さずに書きましょう。主催する団体によって難易度も変わりますし、正式名称を書くことは社会人としての常識でもあるからです。
日商簿記3級→日本商工会議所簿記検定試験3級
全商簿記3級→全国商業高等学校協会主催簿記実務検定3級
全経簿記3級→社団法人全国経理教育協会主催簿記能力検定試験3級

過程が評価される

簿記3級は資格そのもののほかに、取得した過程が評価される資格でもあります。簿記3級を取得するためには「計画性」「持久力」「行動力」の3つが必要だからです。

普段と同じ生活をしていたら勉強時間を確保することはできません。
「仕事をしながら」や「小さい子供を育てながら」勉強時間を作ることは大変だと採用担当者もわかっています。何かを変更して、勉強時間を生み出したり、隙間時間を活用した経験は面接官の印象をよくします。

就職後に困難があっても乗り越えられる力にもつながる人間だと評価してくれます。

パートに受かりやすい

簿記3級を持っているだけでパートの採用率はぐっと上がります。
パートの給与や待遇は正社員に比べて低くなるので、応募者の中には輝かしい経歴や資格を持っている人が少ないのが現実です。

自分をアピールするスペックとして、簿記3級という知名度の高い資格が書いてあるだけで差をつけることができます。

待遇のよい事務職の求人情報には「歓迎:日商簿記3級以上」という言葉がみられます。企業側は少しでも良い人材を集めたいため、応募できる人を絞っているからです。資格を持っているだけで応募できる求人の幅が一気に広がり、条件の良い就職先を見つけることができます。

簿記3級が有利になる職種

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数字を扱う部署や職種での就職活動時に簿記3級は有利に働きます。事務職に限らず、営業職でも採用されやすくなります。
簿記3級ではお金の流れや処理方法を学ぶので、論理的に計画を立てることができるようになるからです。

「簿記3級で就職しやすい職種」
・経理課・総務課・財務課
・営業事務
・税理士事務所

それぞれの仕事内容とどのように活かせるのかをご紹介します。

経理課・総務課・財務課

会社の収支を取り扱う「経理課・総務課・財務課」は簿記3級を持っていることを採用条件に設けている会社も増えています。新卒では未経験から経理課に配属されることもありますが、転職や再就職では簿記の資格を持っている方が圧倒的に採用されやすくなります。

総務課・経理課・財務課の主な仕事内容は書類作成・データ入力・経理清算・給料計算などオフィスワークなので体力に自信がない方からも人気の職種です。中小企業では総務や一般事務職の仕事になっていることもあります。

会社のお金の流れに関する部署なので、規模を問わずどの会社にもある課ですし、続けると専門性が高くなる仕事です。

営業事務

営業スタッフのサポートをするのが営業事務の主な仕事の内容です。
見積書の作成、プレゼン資料の作成、コスト計算、電話対応など事務作業を行い、営業スタッフが「営業」に集中できるように助けてあげる仕事です。

プレゼン資料やコスト計算では数字的に取引先を納得させられるような資料作りが求められます。簿記3級勉強すると、数値的に物事を把握できるようになるため営業事務の仕事でも重宝されます。

第一線で働く営業スタッフを支えてあげたり、サポートしてあげるのが得意な方におすすめの職種です。

税理士事務所

税理士事務所や会計事務所では簿記の知識がダイレクトにいかせます。主な仕事内容は税理士の先生の業務をサポートすることで、決算書の作成や税務申告に携わっていきます。

パートであっても簿記3級(簿記2級)以上必須という求人も多く見られ、業務自体は簿記2級以上の内容を取り扱います。簿記3級から簿記2級にステップアップしたい方は実践的に勉強できる環境です。

税理士事務所は簿記資格だけにとどまらず税理士や会計士を目指したい方から人気の就職先です。

簿記3級はやさしい資格

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簿記3級は取得しやすい資格とも言えます。フォーサイトでは偏差値47レベルの資格と目安として書いてありますし、答えが1つしかないので引っ掛け問題も作りづらい内容です。

簿記3級の難易度や合格に必要な勉強時間をご紹介します。

合格率と難易度

簿記3級の合格率は40~50%前後で推移しており、2人に1人は合格する資格です。

簿記3級の合格率

実受験者数 合格者数 合格率
161(2022.6.12) 36,654名 16,770名 45.8%
160(2022.2.27) 44,218名 22,512名 50.9%
159(2021.11.21) 49,095名 13,296名 27.1%

商業高校や大学の経済学部の授業の一環として採用される内容で、必須科目としている学校もあります。

仕訳のやり方を覚えてしまえば、難しい言葉を大量に暗記する必要もありませんし、難解な公式を使うこともありません。

必要なのは「足し算、引き算、割り算、掛け算」の4つだけですし、試験会場には電卓を持ち込んで計算できます。数学が苦手でも全く問題なく勉強できます。

簿記3級合格に必要な勉強時間

未経験から簿記3級に合格するために必要な勉強時間は100時間~150時間と言われています。簿記2級の150~250時間と比べると50時間以上も少ない時間で取得が可能です。

1日に2時間勉強したら、1か月半程度で合格できることになります。
机に向かってカリカリと勉強するほかに、通勤中に動画講義をきいたり、アプリで仕訳問題を解くことも勉強時間に含まれます。

隙間時間を有効活用すれば働きながらでも子育てしながらでも、今までの生活を大きく変えることなく勉強できます。

勉強のポイント
・とにかく手を動かすこと
・受験日から逆算して、計画的に進めること
・3か月以内で濃い勉強期間を設けること

働きながらでも取れる

簿記3級はお仕事を続けながらでも十分に合格できる資格です。
合格までに必要な平均時間は150時間未満と言われており、1日2時間簿記に向き合うだけでも構わないからです。

「時間の作り方」
・19:00に帰宅してから21:00まで勉強
・朝1時間だけ早く起きて勉強→帰宅後1時間勉強
・出勤前に30分、昼休みに30分、隙間時間に30分、帰宅後30分

簿記の問題は1問解くのにかかる時間は3分から30分です。隙間時間には仕訳問題だけにして、帰宅後にガッツリ大門を解くなどスケジュールを組むと無理なく勉強できます。

私は通勤時間の電車内で「簿記アプリ」を利用して、30分間を確保していました。

簿記2級アプリベスト5!合格者が教える効果的に使うコツ

相性のいい資格

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簿記3級はほかの資格と掛け合わせることでさらに効果を発揮します。合格率の高い簿記3級だけでは就職採用試験でのアピール材料としては弱いからです。

「相性のよい資格」
・ファイナンシャルプランナー
・秘書検定
・簿記2級

それぞれの難易度と内容を簡単にご紹介します。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャル・プランニング技能検定は日本FP協会が実施する国家検定で、「ファイナンシャルプランナー」や「FP技能検定」と言われることもあります。

人生のお金に関する知識が主な内容になり、大きく6つに分けられます。

「FP技能検定の内容」
・ライフプランニングと資金計画
・金融資産運用
・タックスプランニング
・リスク管理
・不動産
・相続・事業承継

簿記と同様に1級、2級、3級の3段階で難易度が変わり、それぞれに学科試験と実技試験の2種類に合格しなければなりません。受験資格は” FP業務に従事している者または従事しようとしている者”とされていますが、実際にはだれでも受けられます。申し込み時に証明する書類の添付などは必要ないからです。

3級の合格率は70%と簿記3級よりも何度は低めです。
簿記もファイナンシャル・プランニングも「お金」にまつわる内容なので、家計の管理や個人事業主としても帳簿管理にも役に立ちます。

秘書検定

秘書検定は秘書に求められる知識・技能について問う試験ですが、内容には社会人としての常識スキルが身に着けられます。大学生のうちに取得しておくと社会に出たときにすぐに使える能力です。

「秘書検定の内容(一部)」
・一般常識
・正しい敬語の使い方
・電話応対
・ビジネス文書の作成方法

秘書検定は1級、準1級、2級、3級の4段階に分かれていますが、就職や転職に活かすなら2級以上が有利です。

3級 約71%
2級 約60%
準1級 約36%
1級 約27%

同時受験も可能なので、2級の保険として3級も同時受験することもできます。

簿記2級へステップアップ

簿記2級を取得すると転職や就職でかなり有利にはたらきます。簿記2級の内容は株式会社の会計処理をメインにしているため、企業の経理課では即戦力としてみなされやすいからです。
実際の経理課では会計ソフトを使用してお金の流れを処理しているので、そこまで詳しく理解していなくても問題ありません。

簿記2級の難易度は毎年20%前後と低いことで有名です。難易度の高い試験に合格できる人は「努力ができる人」「地頭のいいひと」と面接官に好印象を与えることもできます。

簿記3級に合格した実力があれば、簿記2級の勉強にも取り掛かりやすくなっている状態です。資格を使って就職や転職に有利にしたいなら、簿記2級へ挑戦するのもおすすめです。

簿記2級で就職するコツ

簿記3級に合格する方法

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簿記3級は「独学」でも取得できるレベルの資格ですが、通信講座を利用したほうが効率的に合格できます。
独学での勉強方法とおすすめの通信講座をご紹介します。

独学

市販のテキストを購入して自分で勉強を進めていく方法です。参考書と問題集1冊ずつあれば十分に合格できます。参考書選びは相性が大切です。実際に書店で手に取ってみて、読み進めやすい参考書を選びましょう。

全くの初心者さんにおすすめなのは「よせだあつこ先生のパブロフ君シリーズ」です。
ゆるめのキャラクターが図といっしょに程よく使われており、初心者でも取り掛かりやすいつくりになっています。

同じシリーズでアプリも出ているので、セットで使うのもおすすめです。




通信講座

通信講座は効率的に簿記3級に合格できます。参考書や問題集はもちろん、動画講義もセットになっているからです。受講期間中には講師にメールや電話で質問もできるので、全くの初心者にも挫折することなく進められるからです。

費用は3900円以下の講座もあり、独学で参考書を購入するのとさほど変わりません。

無料のお試しや無料の資料請求で自分との相性がいい講座を見てみて決めると失敗しにくくなります。

コスパ最高のスタディング簿記3級オンライン講座

簿記3級で就職のまとめ

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未経験でも簿記3級で就職しやすい理由
1.資格を持っているだけでも履歴書選考に通りやすい
2.簿記3級の勉強した過程が評価される
3.事務系のパートに受かりやすい

簿記3級が有利になる職種
1.経理課・総務課・財務課…どこの会社にもあるお金の流れを管理する部署
2.営業事務…営業スタッフのサポートをする職種
3.税理士事務所…税理士先生の業務を補助する仕事

簿記3級はやさしい資格
・合格率は40~50%で比較的難易度は低い
・簿記3級合格に必要な勉強時間は100~150時間
・社会人が働きながらでも毎日2時間程度勉強すれば合格できる

相性のいい資格
・ファイナンシャルプランナー…人生で関わるローンや不動産などお金についての知識が得られる
・秘書検定…言葉使いやビジネスマナー並みにつく資格
・簿記2級へステップアップ…簿記を使って就職したいなら、簿記2級の取得すると有利になる

簿記3級に合格する方法
・独学…自分で参考書と問題集で進めていく方法
・通信講座…動画講義や質問サポートが充実しているので、挫折しにくい