簿記2級の勉強時間は150時間~。未経験者は500時間~

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就職やスキルアップにつながる資格を取得するなら簿記2級がおすすめです。
経理課志望ででなくても簿記2級を持っているだけで、「努力できる人」と認められ、転職・就職時に印象に残りやすくなると人事担当者の間で言われています。

この記事を読むと簿記2級の勉強に必要な時間と取得までの手順が分かります。
パート主婦が子育ての隙間時間で勉強して、未経験から11カ月で簿記2級に合格した方法なので再現性が高いです。

社会人やパート主婦などまとまった時間が取れない方にも始めやすい手順でご紹介します。

この記事を書いたのは…

簿記2級,監修

この記事を書いているのは、第151回・合格率12.7%日商簿記2級に合格しました。
改定後、連結会計が初めて出された簿記検定の合格者なので、信頼性もあると思います。

執筆・マコのより詳しいプロフィール

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こちらが合格証明書です。賞状のような合格書は引越しの時に紛失してしまったので、再発行していただきました。

簿記2級に必要な勉強時間

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簿記2級の取得に必要な時間はもともとのスキルによって1か月から3か月くらい変わります。
商業高校出身だったり、経理事務をしていた方なら仕訳の仕方など基本があるので勉強時間が少なくなります。また、選ぶ勉強方法によっても数十時間、異なります。

未経験から挑戦する場合

未経験から始める時は仕分けの仕組み理解も必要ですし、電卓をたたくことにも慣れていないので、時間がかかります。また、全くの未経験だった場合には簿記3級から学ぶ必要があります。
一見、遠回りをしているように見えますが、3級の学習を飛ばして2級に合格できる確率は低くなります。3級を受験する必要はありませんが、3級の学習が必要となります。

本屋で参考書を買って、完全に独学する時には早くて500~800時間以上が必要で、1日3時間勉強できても5~8カ月、1日2時間なら8カ月~1年かかります。

スクールに通ったり・通信講座を利用した場合では3~6カ月(250~350時間)といわれています。スクールや通信講座を利用することで総合的に理解できることや分からない点を質問できるので問題を解くスピードが上がる為時間が短くなります。

簿記3級取得者の場合

既に簿記3級を取得している方や経理事務をしている方であれば、完全に独学でも4~6カ月(250~350時間)で合格圏内に入れます。
通学や通信講座を利用すると2~4カ月(150~250時間)程度で効率的に早く取得できます。

簿記1級を取得

簿記1級の取得に必要な勉強時間は2級レベルの知識がある人でも500時間~2000時間が必要と言われています。
簿記1級は商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4教科となり、範囲も2級の倍以上となります。合格率は毎年10%程度と簿記2級の半分以下と狭き門の資格ですが、取得しているだけで就職に有利に働きます。

また、簿記1級の試験は1年に2回と簿記2級と比べて1回少ないので、チャンスも1回少なくなっている点も合格率が減る原因の一つです。

主婦が11カ月で簿記2級に合格したロードマップ

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ここからはパート主婦の私が子育ての隙間時間を利用して、11カ月で簿記2級に合格したスケジュールをご紹介します。1日の勉強時間は多く勉強できた日でも子供が寝た後の21:00~23:00の1日2時間でした。

簿記3級に合格・3か月

3月に通信講座を申し込みテキストが届いたらすぐに教材のDVDを視聴開始し、同年6月の簿記3級試験に92点で合格しました。
目標は簿記2級を取得することだったので、3級は飛ばす予定でしたが、貸方や借方、勘定科目…これらの言葉や仕訳の言葉すら聞いたことがなかったので不安になりまずは簿記3級を取得することにしました。

簿記3級と簿記2級は同日受験することもできるますが、午前中に簿記3級試験があり、午後から簿記2級試験となります。試験範囲も大きく変わるので、全くの未経験だと3級を学び、基礎を固めることが大切です。試験になれるという意味でも簿記3級の試験を受ける価値はあります。受験料金は2,850円でした。

簿記3級は試験範囲が狭いので完全独学で市販のテキストでも、簿記2級を目指す方であれば取得可能な資格です。

私は簿記2級と簿記3級がセットになった教材を45000円で購入しました。パート代1か月分と高額ですが、効率的に学べますし、資格取得すると採用確率も上がるのでコスパはいいと思います。

費用を払うと絶対に合格しなければと自分にプレッシャーがかけられる効果もあります。

簿記3級を飛ばそうか悩んでいる方は【簿記2級に合格するなら簿記3級飛ばしは危険ー急がば回れです。】をご覧ください。

通信講座を購入する

簿記2級に合格するためには自分と相性の良い教材の購入が合格の鍵になります。基本的には「参考書」「問題集」の2つがあればいいので、書店で中身を見て図や解説が丁寧に書かれているものを選ぶと、挫折しにくいです。

私は簿記に対して全く無知だったことと、1年以内に確実に合格したかったので実績がある通信講座を選びました。分からないポイントをメールで質問することもできるサービスもありますし、DVDで授業を受けている感覚で耳と目から内容が入ってくるので、理解しやすかったです。

時間がある方はスクールに通うと、授業の緊張感もありその場で質問できるのでメリットも大きいです。
スクール、通信、完全独学どれを選んだとしても最も大切なのは自分の勉強時間を確保することです。授業やテキストで学んだことを繰り返し復習して勉強していきます。

私が選んだのはフォーサイトの簿記2級と簿記3級がセットになっているもので、届くまでの期間は1週間くらいでした。教材の他に合格体験記や集中力をあげる方法や試験前日の過ごし方なども付いています。
教材は15回分のDVD、オリジナルのテキスト、過去問、問題集と必要な物はすべて入っているので他の参考書を購入する必要がありません。

数ある中からフォーサイトを選んだ理由は【フォーサイトの簿記2級をおすすめする理由を合格者が7700文字で解説】をご覧ください。

おすすめの簿記2級講座は【失敗しない簿記2級おすすめ講座厳選5選/費用と教材内容をコスパで比較】をご覧ください。

流す・2週間

まずはテキストを開いてDVDを見て、その範囲の問題を解くことを1周分行います。建設仮勘定や原価率など何を言っているか理解できなくてもまずは1周流し、問題集でどんな問題が出るのか理解していきます。

1周目で分からなくても同じことが何回も出てくるうちになんとなく分かってきますし、言葉にも慣れてきます。慣れてくると問題が解けるようになります。この繰り返しで1つずつ自分の知識に変えていきます。

解けなかった問題は番号にチェックを入れ、2周目にどこが苦手なのかを把握するために利用します。この段階では10問中1問正解できれば問題ありません。

授業を受けている緊張感を出すためにDVDに向かって相槌を売ったり、突っ込みを入れたりしながら通信講座なのでだらけてしまわないように注意しました。書き込みはテキストに直接行い、テキストを見れば注意する点や補足が分かるようにしていきます。

ノートにメモを取っても構わないのですが、ノートを後から見返すよりも全てテキストに詰め込んだ方が迷わなくて済みます。

1つのテキストを繰り返す

DVD講義を一通り受けたら、ひたすら1つのテキストで繰り返し勉強していきます。この時大切なのは「ミスノート」を作ることです。「どこをなぜ間違えたのか」が分かるように、ミストートには
・間違えた回答
・間違えた理由
の2点を書き記していきます。

翌日、勉強を始める前に毎回ミスノートを見返ことで、自分の苦手な範囲と間違えやすいところを自覚できる効果があります。
私は簿記2級を1度落ちています。その時はミスノートを作らなかったので、同じところや数字の桁間違いのような簡単なミスも多かったのですが、ミスノートを作ってからは格段に効率と点数が上がりました。

自分の苦手分野と向き合い、苦手を減らすことが簿記2級合格への近道です。

合格者の上手な息抜き方法とグッズ|危険!抜け出せない3つ休憩

工業簿記と商業簿記のバランス

簿記2級と簿記3級の大きな違いで、簿記2級からは「工業簿記」の分野が追加されます。どちらも解けるようにしなければ合格はできません。

商業簿記、工業簿記どちらから手を付けても問題はないので、取り掛かりやすい方から始めます。問題集を解く時には商業簿記○分、工業簿記○分と分けたりして、どちらにも偏らないようにすすめていった方が忘れにくいです。

工業簿記は日常生活からかけ離れているので想像しにくい分野です。工場で働いている方でも現在はパソコンで入力するだけで処理できるので最初はつまづきやすいですが、繰り返し問題を解き、間違えたところを集中的に理解する他に方法はありません。

パターンや言葉の意味まで理解した方は応用が利きますが、最初は暗記で構いません。図に書いて目から覚えるようにしてました。

配転と傾向
商業簿記
出題範囲   : 広い、1級から論点が追加されることもあり。3級の延長
出題パターン : 多い
配点     : 60点

工業簿記
出題囲   : 狭い、論点の追加はほぼない
出題パターン : 少ない
配点     : 40点

工業簿記はパターンも少ないので、得意なパターンがこれば40点丸ごと得られますが、最初の1問目から最後までつながっているので、芋づる式に40点を失うリスクもあります。
苦手パターンを徹底的につぶすことが合格のカギを握ります。

簿記2級試験の2カ月前まではひたすら問題集を解くことの繰り返しです。得意を伸ばすよりも苦手をつぶすことに注力した方が合格につながります。挫折しやすいのは最初の1周です。乗り越えて、解けなかった問題が分かるようになった時には合格に一歩ずつ近づいています。

過去問を解く

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試験2カ月前になったら過去問を最新のものから順番に過去10年分を解いていきます。
平成29年11月施行の第147回検定試験以降からは「連結会計」が簿記2級の出題範囲に追加されたので、時間が取れない時には連結会計が入っているものから解いた方がいいくらい重要です。

過去問を解く時は試験会場になるべく近い環境で挑みます。例えば、机の上には時計や鉛筆だけを用意し、解答用紙もプリンターで印刷します。可能であれば試験開始時間に合わせてスケジュールを組みます。環境を整えると緊張感が生まれ、本番での緊張を和らげる効果もあります。

テストの後はすぐに採点し、間違えたところはミスノートに記載していきます。一通り終えたらもう1周かこのテストを行うといいです。

過去問で90点以上取れるようになって、時間が余っていたのでTACの予想問題の教材を購入しました。フォーサイト以外で唯一追加した教材ですが、とてもよく研究してありました。さすが大手です。

試験に臨む

試験1週間前からは体調を整えることを大切にして、睡眠をよくとります。
一夜漬けで何とかなるほど、簿記2級試験は簡単ではありませんし、今まで数か月費やしてきた知識は簡単には忘れません。

試験に必要な筆記用具、時計、電卓、スリッパ寒い季節であればホッカイロなど当日の準備を進めます。

簿記2級試験は午後からですので、午前中もミスノートから自分の苦手分野の問題を解き、苦手分野を最後まで潰していきましょう。試験会場へは余裕をもって1時間~30分前にはいきます。高校や予備校で行われることが多いので、駅から受験者と一緒に行けば迷うことなく会場に辿り着けます。

簿記2級・一夜漬けでできること3つ!合格率をあげる前日の過ごし方

独学で合格するために必要なこと

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独学で簿記2級を合格するときに必要なことは「何のために簿記2級を取得するのか」をはっきりさせることです。
簿記2級は簿記3級と比べて、範囲も広く、勉強時間は最低でも6カ月位以上かかるのでモチベーションをいかに維持できるかが合格の命運を分けます。
なんとなく簿記級を取得しておこうというあいまいな動機だと、挫折しやすくなり、合格が遠のいてしまいます。

目的を明確に持つ

簿記2級を取得する目的を明確にしましょう。
・再就職で事務職をしたい
・簿記2級資格があると給料が5000円上がる
などはっきりと未来の自分を想像できるものがいいです。

私の場合はやりたい応募したい求人に「簿記2級資格取得者優遇」の条件があったことでモチベーションを維持できました。

失敗する目的と動機
以下のような目的は代用できるので、挫折しやすいです。
・なんとなく資格が欲しい
・人からすごいと言われたい

上記のような理由であれば、簿記2級でなく宅地建物取引士の資格やインテリアコーディネーター、ネイリストなど他の選択肢もあります。

「事務職に就きたい」「就活で差をつけたい」など事務職や経理に関わる仕事をするのであれば、簿記2級を目指すべきです。

隙間時間で勉強時間に充てる

勉強時間を確保するには通勤時間・お昼休み・休憩時間・待ち時間などの隙間時間の有効活用が合格に必要なことです。

学生、主婦、社会人など本来の仕事や生活の中でまとまって3時間以上取るのが難しい方も多いのではないでしょうか。机に座らなくても電車の中でアプリを通して勉強することもできますし、カレーを煮込んでいる間の10分間で問題を1問解くこともできます。

毎日数分でも時間を確保して日常の中に勉強時間を取り入れていくことが大切です。
人の脳は、数分単位の学習を繰り返すことで、短期集中の神経回路が鍛えられ「すぐに集中できる脳」へと変化していきます。

社会人や主婦の勉強時間の作り方は【社会人が簿記2級に合格する勉強時間を作る3つのコツ】をご覧ください。

計画的・習慣化

簿記2級の取得には最低でも半年は必要で、範囲も広いので計画的にすすめることが欠かせません。また、1日の中で勉強を習慣化することで、学習が苦にならなくなります。

簿記2級の合格に必要なのは勉強量です。質も大切ですが、問題の量をこなさなければ、質を求めることはできません。1日に3時間や1日の中で見開き2ページを解くなど具体的数字を出して、計画をたてましょう。

初心者が簿記2級合格のために準備するモノ

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初心者が簿記2級の合格するために揃えたものをご紹介します。

電卓

簿記において電卓は必須アイテムです。
簿記2級は時間との戦いでもあるので、1問当たりの効率を上げるために左手で電卓をたたき、右手で書き込めるように鍛えます。

おすすめは家電量販店で売っている、1000円以上の電卓です。簿記2級の問題では桁が増え「1,000,000」単位も珍しくはありませんので、「00」のボタンがついているもので少しでも時間短縮とミスを防ぐことができます。

また、簿記2級では使ってはいけない電卓がありますので事前に確認しましょう。
“計算器具(そろばん、電卓)を使用しても構いません。

ただし、電卓は、計算機能(四則演算)のみのものに限り、例えば、以下の機能があるものは持ち込みできません。

印刷(出力)機能
メロディー(音の出る)機能
プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
辞書機能(文字入力を含む)
(注)ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)”
引用:商工会議所検定試験公式ページ

失敗した電卓
100円ショップで売られている電卓はたとえ、500円であってもおすすめできません。
理由はボタンが押しにくいからです。簿記2級試験は時間に余裕を持つほど合格に近づきますので、電卓をタップする0.1秒すら惜しくなります。

最初は100円ショップで購入した300円の電卓を使っていましたが、ボタンの押し間違いも多かったので、結果ミスが多くなっていました。
簿記資格では電卓は最強の相棒です。

1,000円以上で押しやすい電卓を選びましょう。

おすすめの電卓は【簿記2級に合格する電卓3つ。シャープかカシオが合格の鍵を握る】をご覧ください。

ノート

A4サイズの普通のノートを5冊以上用意します。簿記2級に合格するには問題集を繰り返し解くことが大切ですので、ノートは1カ月たたないうちに消費してしまいます。予め5冊以上購入しておきましょう。

もちろんルーズリーフでも構いません。

1冊は「ミスノート」として繰り返し見るためのノートなので、お気に入りのノートを使うこともモチベーションにつながります。普段使いのノートは大学ノートで大丈夫です。

短期間で簿記2級を取得するなら、教材選びが重要

短期間で簿記2級に合格するには自分のレベルに合っていて、分かりやすい教材を選ぶことが大切です。通信講座であっても本屋で参考書を選ぶ時でもイラストや図・表が使ってあったり、難しい用語にフリガナがふってあったり、読み進める上で苦にならない参考書を選びましょう。

簿記用語に対しても解説がついていると小さな疑問も潰すことができます。簿記2級には日常生活では使用しない「建設仮勘定」や「減価償却費」など漢字が多く出てきます。意味を理解するとイメージしやすく、問題を解きやすくなります。

簿記2級試験では1級から出題範囲が追加されることもありますので、新しい参考書を選びましょう。2021年現在ですと平成28年6月以降は「連結会計」が出題範囲に加わっていますので、メルカリなどで過去の参考書を購入する時には注意しましょう。

また、試験直前に過去問やテスト予想問題集を追加購入する時にはなるべく範囲を広く、多く収録していた方がムラなく学習できます。

簿記2級をとると就職に有利

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簿記2級と取得すると就職に有利に働くと言われています。簿記2級が業務内容に直結しない時でも取得するために『努力できる人』『一定の学力がある人』と評価されるからです。

あらゆる業界で生かせる知識が得られる

簿記2級は「つぶしが効く資格」であり、経理や財務以外の業種や部署でも簿記の知識は生かすことができます。例えば、営業職でも売り上げが思わしくなかったときはどこが悪いのか、なぜ下がったのかを分析する必要があります。

簿記2級試験では数字を通して、簿記の観点から事業の状況を分析することもできるようになります。

また、履歴書の資格欄に『簿記2級』と書くだけで周囲と差を付け、選考を有利に進めること効果もあると人事担当者は言っていました。事務職の求人倍率はパート、正社員共に年々上昇傾向で、狭き門となっています。

面接での印象が同じだったときには、簿記2級を持っていることが採用の決め手になることも多いようです。また、営業職を志望している方でも簿記を持っていれば、事務系もできるので、印象が良くなります。

簿記2級を取得していることは新卒でも転職、パートでも有利に働きます。

簿記2級取得後の就職は【簿記2級だけではは就職できない!採用コツ3つと経理以外で活かせる職種と】をご覧ください。

昇格などによる収入増加にも繋がる

職場によって、簿記2級は資格手当がつくこともあるため、収入増加に直結します。月額5,000円の資格手当を付けている企業もあるので、1度取得すると1年で60,000円の給与アップにつながります。

1度取得すると制度がなくなるまでは継続されると考えると、10年間で60万円得られる資格なのでコストパフォーマンスの良い資格です。

最短期間で合格したいなら通信講座がおすすめ

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最短期間で簿記2級に合格したいなら最も効率的勉強方法は通信講座の1択です。完全独学よりも費用はかかりますが、最終的に勉強時間も少なくなります。

簿記2級からは通信講座

簿記3級までは完全独学でもさほど変わりませんが、簿記2級を短期間で合格したいなら通信講座をおすすめします。スクールよりも費用は安く、完全独学よりも順序良く、総合的に学べるので挫折しにくくなります。

また、通信講座のテキストは研究されつくしているので、どれを選んでも外れることは少ないです。また、スクールと異なり早朝でも深夜でも、子供がお昼寝している間でも自分の好きな時間に学べるのも大きなメリットです。

簿記2級を通信講座費用

簿記2級の通信講座費用の相場は、3万円~9万円程度となっています。最近ではスクールでもオンライン講座がありますが、大手予備校のTACやLECは教室を持っているので8万~9万円程度と高くなっています。
通信講座をメインとして行う予備校のフォーサイト、クレアールは3万円~5万円程度の料金設定となっており、スクールの半額以下ですが、内容は素晴らしかったです。

スタディングは17,980円と破格の価格設定の講座も登場しました。DVDはなく、スマホやパソコンからオンライン配信されているのが安い理由です。

教材やテキストに大差はないので、迷った時は合格実績が多い講座を選ぶのがおすすめです。

おすすめの簿記2級講座は【失敗しない簿記2級おすすめ講座厳選5選/費用と教材内容をコスパで比較】をご覧ください。

私がフォーサイトを選んだ理由

私がフォーサイトを選んだ理由は妥当な値段と合格実績が高かったところです。ユーキャンやTACなどと比べると無名の会社ですが、合格実績も高く、通信講座を専門としているので、慣れていることが決め手でした。

また、不明点はメールで質問ができるのでスクールを受けるよりも内容に対して安く、コスパがいいと感じます。結局、質問機能を利用するとこはありませんでした。DVD講義や問題集の回答が丁寧に書かれていたので、必要ありませんでした。

フォーサイトを選んだ理由や2021年の合格者数は【フォーサイトの簿記2級をおすすめする理由を合格者が7700文字で解説】をご覧ください。

試験1週間前やってはいけない3つのこと

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合格圏内にいる方でも試験1週間前は不安になり、やってはいけない行動をしてしまうこともあります。ここから紹介する3つは余計に不安になるのでやらないでください。

新しいテキストの購入

試験1週間前に新しいテキストの購入をしてはいけません。新しい問題には解いたことがないので、解けない問題や見たことのない問題が出てきます。解けない自分に対して焦ったり、悪いイメージばかりが膨らみやすくなってしまいます。

試験一週間前も今までと同じ問題集やテキストを使い、ミスを徹底的につぶして今までの勉強時間を自信に変えていきましょう。

勉強時間を増やす

合格に必要な勉強時間を確保していれば、焦って勉強時間を増やす必要はありませんし、勉強時間が足りないと感じている場合でも急に勉強時間を増やす必要もありません。1週間、猛勉強したからと言って合格できるほど、簿記2級は簡単な資格ではありません。

また、深夜12時以降勉強することも体調不良になりやすいので避けましょう。
簿記2級試験に合格するために最も大切なことは体調を整えることですので、体調管理を最優先します。

楽観的になる

合格するイメージをはっきりと持つことは大切ですが、楽観的になってはいけません。
ここでいう楽観的とは『これくらいできなくても何とかなる』と自分の苦手な範囲を克服せず、運任せにしてしまうことです。

私が1回目の簿記2級試験に落ちた理由は「ここが出なかったら大丈夫」と楽観的に考えてしまっていたことです。試験にはちょうどその範囲が出てしまい、2点足りずに不合格となってしまいました。単元丸ごと苦手意識を持っていると出題によっては丸ごと点数を落とすことになります。

最後まで気を抜かずに苦手は分野を埋めていく作業を進めていきましょう。その時にミスノートを活用すると効率が上がります。

まとめ

・簿記2級の合格に必要な勉強時間は500~800時間
・簿記3級を取得している場合は勉強時間が短くなる
・社会人が簿記2級の資格を取得するなら、隙間時間の有効活用が鍵
・短期間で合格したいなら通信講座で学ぶと効率的
・目標を明確に持つと挫折しにくくなる
・簿記2級は主食にも有利で受かりやすくなる

・スタディング公式サイト

コメント

  1. […] 簿記2級に必要な勉強時間は【簿記2級の勉強時間は150時間~。未経験者は500時間~】をご覧ください。 […]

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