やってもやっても終わりが来ない仕事、家事、育児に疲れ切ってしまっている。心の底から落ち着ける自分の時間なんてここ数年感じていない。ずっと疲れが取れない。
いっそのこと仕事を辞めてしまい、自由な時間が欲しい
と感じたら今の生活スタイルに「限界」が近づいているサインです。
このまま自分の疲れに目を向けずにワーママを続けると、健康面でも精神面でも取り返しがつかなくなってしまったり、家族にも悪い影響を与えてしまうこともあります。
今「疲れている」と感じたら、原因と対処法を知り、疲れから自分を解放してあげましょう。
この記事を書いている私はフルタイムワーママ歴4年目です。
働き始めのころはとくに、朝の身支度や帰宅後のご飯の用意、洗濯などがきつかったのを覚えています。
私が楽になった体験談をふくめてご紹介します。
ワーママが疲れる3つの理由
ワーママがつかれる理由は大きく3つに分けられます。
仕事も家族も大切にしている方ほどそれぞれのウエイトが重くなるので、疲れやすくなります。疲れを解決するために、原因を探っていくことから始めましょう。
1.自分の時間がない
まとまった自分の時間が取れていないことや日々削られる睡眠時間はワーママがつかれている理由の一つです。
仕事に取られる時間は6時間~8時間ですが、これに加えて2時間以上は自分と子供の身支度に時間がとられています。
帰宅してからもワーママに自分のための休息時間はありません。
3時間以上は料理やお風呂、洗濯など「やらなければならないこと」で埋め尽くされてしまいます。
お子様が習い事をしていれば送り迎えや宿題を見たり…と家族のために使う時間ばかりになってしまい、自分の時間はありません。
もし、すき間時間が取れたとしても、中断されることでしょう。
家にいるときも子供には常に子供から「のどが渇いた」「これ見て」という要求に応えているからです。
ワーママには自分のためだけに使える時間を毎日確保できません。
2.自分のペースで進められない
自分のペースで家事や育児が進められないこともつかれる原因の一つです
職場へ行けば会社のタイムスケジュールや周囲の人のペースに合わせなければなりません。働いている以上、納期に間に合わせるのは当然なのですが、この状況は自宅でも続きます。
朝の身支度は自分が完璧に整っていたとしても、子供のトイレ待ちやぐずりをなだめるなど思うように身動きが取れません。その他にもお風呂屋寝る時間も家族のスケジュールに合わせて動かないとスムーズにできないため、自分の好きな時間に寝られるワーママはいないのではないでしょうか。
好きな時間に思い通りに進められないことの積み重ねで、ワーママはどんどん疲れてしまいます。
3.責任が重すぎる
仕事、子育て、家事の責任が重いこともワーママが疲れる原因です。
30歳を超えると会社では後輩ができて、教育される立場から教育する立場辺変わっていきます。後輩のミスへの指摘も必要になってきますし、チームのリーダに抜擢されていると売上や功績の責任ものしかかってきます。
波に乗っている時やチームに理解がある職場であればいいのですが、時には自分の時間を犠牲にして尻ぬぐいをしなければならないことも出てくるでしょう。
家庭では幼稚園や学校の行事から地域の付き合いもあります。どれも「責任」や「結果」が求められ、スムーズにいかないときには責められる立場へと変化していきます。
重すぎる責任はワーママの疲れを増大させてしまいます。
簡単にできる疲れの取り方
ワーママの疲れを解消する方法の中でも簡単にできるのは以下の3つです。
自分を犠牲にして「家族」や「仕事」のために頑張りすぎているワーママには、自分のためだけに時間とお金を使ってあげると気持ちのリフレッシュにつながります。
自分のために時間を使う
自分のためだけに時間を使ってあげることで疲れは少しだけ軽くなります。
「自分のやりたいこと」を自分のためにかなえてあげることで、日々のもやもやがすっきりとするからです。有給を使ったり、家族に子どもを見てもらったり、一時保育を利用して自分のためだけに使える時間を作ります。
たとえ、3時間程度だったとしてもゆっくりカフェで過ごすと、頭の中がすっきりしていきます。
自分にお金をかける
自分にお金をかけてあげることも心と体への癒し効果があります。
ワーママは働いてはいるものの子供のためや家計のためにお金を回してしまい、自分だけのためにお金を使っていないケースも多いです。
目に見える美容系だけではなく、スキルアップへの教材を買うことも効果があります。視覚教材やオンラインサロンで仲間とつながることで内面を磨くことも疲れを取り除いてくれます。
気持ち紙に書きだす
今の気持ちを紙に書きだすだけでも、今の自分と向き合うことができて頭の中がすっきりします。
ノートやA4の紙に
など思い切り書きなぐってみます。
誰に読まれるわけでもないので、心のままに書き出しましょう。心の中を目で見て認識すると疲れの理由を客観的に見られるようになるので、解決策も見つかりやすくなります。
毎日の疲れを減らすコツ
疲れにくいワーママになるコツは
の3つです。
今までの生活スタイルを続けていたら、いったんリフレッシュできても再び限界が訪れてしまいます。快適にワーママを続けていくには、周りを巻き込んでいくことも大切です。
テキトー主義へチェンジ
自分に甘く、家事や育児に対して力を抜くことを意識するだけでも毎日の疲れを少しずつ減らせるようになります。
限界を迎えるほど疲れているワーママは完璧主義な方が多いからです。
お金をもらっている以上仕事はまじめに取り組まなくてはいけませんが、毎日の家事は手を抜いてもなんとかなります。
「やらなければいけない」から「今日だけはやらなくても大丈夫」としてあげると時間が空いて、気持ちにもゆとりが持てるようになります。
時短アイテムを投入
自分の苦手な家事を家電やグッズに頼ることも疲れ対策になります。
気の進まない家事はやること自体がストレスになってしまいますし、時間も奪われてしまいます。
お掃除ロボットを取り入れれば、掃除機に使っていた時間が10分程度短縮できますし、宅配サービスも利用すれば買い物時間も減らせます。
洗剤やトイレットペーパーなど必ず使う日用品はネットで購入すると、買い物の負担を減らせます。
周りの人に頼る
周りの人にとよることを心がけることも疲れにくくするコツです。
疲れを感じているワーママは家庭でも会社でもそつなくこなせているため、周りの人からは「疲れを感じていること」が気づかれにくいからです。
自分だけが疲れを抱えて、体調を崩すまで周囲の人は気づいてくれません。
など早めに周囲の人と自分の仕事を分担して、時間と心の負担を少なくしていくと疲れにくくなります。
それでも限界が続くときの対処法
生活スタイルを変えても、リフレッシュしても心にモヤモヤが続くときは根本的にはたらくことについて変化が必要でしょう。
「働き方」「職場」のどちらを変えると今、抱えているストレスからは解放されます。
それぞれになぜ、効果的なのかを理由を深堀していきます。
働き方を変える
働く時間や場所、職場自体を変えてしまうこともワーママの疲れを取り除く効果があります。今のままの環境で働き続けても、劇的に改善することは難しいからです。
子供が大きくなれば時間が増えますが、半分本当で半分は言い聞かせにすぎません。小学生になれば夏休みなど長期休みでの預け先を探さなくてはいけませんし、習い事への送り迎えなど新しく時間を割かなくてはいけないことが出てくるからです。
働き方を変えると収入は減ることもありますが、疲れを軽くしてくれます。
仕事を変える
転職して働きやすい環境に身を置くことも効果的です。
ワーママに対して理解のない職場や上司を自分の力で変えていくよりも、自分から働きやすい環境へと移ってしまうほうが早いし簡単だからです。
何十年と積み重ねられてきた人や組織を変えることは難しいのが現実です。
子供が急に熱を出しても快くフォローしてくれる職場ではストレスがかかりにくくなります。
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ワーママ引退の準備
急にワーママを引退するのは不安ですし、後悔につながることもあります。ワーママを辞めてよかったと思えるように、疲れを感じたら仕事を辞める準備を進めましょう。
お金についての現状把握を進めることが最も大切です。
ワーママを辞めたときに一番打撃を与えるのは、社会的評価ややりがいよりも収入の減少だからです。
お金について考える
ワーママを続けなければいけない理由の一番大きな部分を占めるのは「お金」ではないでしょうか。
の2つを考えて具体的な金額を出してみます。会社でのランチ代や通勤服などワーママを辞めることで抑えられる出費もあります。また、働き方を変えて扶養に入ることで社会保険料も変わってくるので働いている時よりも生活にお金がかかりにくくなります。
副業を始める
ワーママを続けながら副業を始めることもストレスなく引退するコツです。本業以外での収入が得られるようになると、お金にゆとりが生まれるのはもちろんですが、「今の働き方を続けなくてもやっていける」という自信につながります。
本業の知識や技術を生かすほかに、洋服やアクセサリーつくりなど趣味を副業にする方法もあります。副業は軌道に乗せるまでに時間がかかりますので、いろいろ考えるよりもはじめてみることが大切です。
資格を取る
今の仕事をつづけながらより条件の良い職場へ転職するために資格を取るのも、今の環境をストレスなく変えるコツです。資格があればより条件の良い職場へと転職しやすくなります。
特に難易度が高い資格は持っているだけで「努力ができる人」と認められることになり、会社側から高い評価へとつながります。
自分が興味のある仕事に関わる資格を選びましょう。頑張って勉強しても自分が就きたい職種を選ぶことができなくなってしまうからです。たとえば、宅地建物取引士は不動産系の会社では重宝されますが、事務職では有利にはたらきません。
おすすめなのは簿記2級です。どの会社にも経理はあるので職種を選ばず採用されやすくなります。
簿記2級で就職!採用コツ3つと経理以外で活かせる職種
疲れが限界なワーママへのまとめ
限界と感じてしまっているワーママはがんばりすぎていることにも気づいていないことが多く、自己犠牲が日常化してしまっています。自分に甘くしたり、家族や公的機関、民間サービスなどを意識的に利用しましょう。
疲れの原因は複雑に何層にも絡み合っています。時間をかけてひとつひとつ解消していくと少しずつ、ストレスの減った生活ができるようになるでしょう。